迷い Day:2012.07.16 00:00 Cat:アイビー ブリッジポート編 ロミオが携帯を取り出した。番号を押す。アイビー『はい。』ロミオ「よぉ。」アイビー『・・・どうしたんですか?』ロミオ「今暇か?」アイビー『・・・・・・なんでですか?』ロミオ「暇ならこれから飲みに行かないかと思ったんだが。」アイビー『・・・今日は・・・やめときます。』ロミオ「・・・そうか。」アイビー『ごめんなさい・・・。』ロミオ「いや。急に電話して悪かったな。」アイビー『いいえ・・・。』ロミオ「じゃあ明日スタジオでな。」アイビー『はい。』電話を切る。ロミオ「・・・・。」 翌日。アイビー「よろしくお願いしま~す。」衣装に着替えたアイビーがスタジオに入ってくる。レイ「アイビーちゃん。」アイビー「レイさん。」レイ「久しぶり。」アイビー「お久しぶりです。今日は一緒の撮影ですか?」レイ「そうみたいだね。よろしくね。」アイビー「はい。よろしくお願いします。」ロミオ「はじめるぞ。」アイビー「はい。」レイ「はいは~い。」アイビー「よろしくお願いしま~す。」ロミオ「おう。」レイ「よろしく~。」スタジオにシャッター音が響く。アイビーとレイが見つめ合う。ロミオ「今日はこれで終わりだ。お疲れさん。」アイビー「ありがとうございました。」レイ「お疲れ~。」アイビー「お疲れ様でした~。」ロミオ「おう。お疲れ。」アイビーたちがスタジオを出て行く。廊下でアイビーを待っていたレイが声をかける。レイ「アイビーちゃん。」アイビー「レイさん。どうしたんですか?」レイ「このあと暇?飲みに行かない?」アイビー「飲みにですか?」レイ「あ、次の仕事残ってる?」アイビー「・・・・いえ。大丈夫です。」レイ「ホント?じゃあ、行く?」アイビー「はい。」レイ「じゃあ着替えたら下で待ってるね。」アイビー「はい。急いで行きますね。」レイ「うん。じゃああとでね。」アイビー「はい。」ロミオ「・・・・。」ロミオ「 (めんどくせぇな・・・・。) 」レイ「アイビーちゃん、ホントうまいね。」アイビー「そんなことないですよ~。」レイ「ホントだって。それに、近くでみるとホントかわいいな。」アイビー「レイさんってばw 持ち上げるのうまいですねw」レイ「ホントだよ。いつもかわいいな~って思ってたんだ。」アイビー「ありがとうございますw」レイ「アイビーちゃん、このあとうち来ない?」アイビー「え?」レイ「ふたりっきりになれる場所に行きたいな~ってさ。」レイ「ね?行こうよ。」アイビー「あ、サムちゃん。」レイ「え?」サマンサ「アイビーちゃ~ん。呼んでくれてありがと~。ちょうど暇してたんだよね!」アイビー「こちらこそ来てくれてありがと~。仕事じゃなかったの?」サマンサ「うん。今日は休みだったんだ~。家にいてもつまんなくってw」レイ「サムなんでいんの?」サマンサ「なにって呼ばれたから来たのよ?」アイビー「私が呼んだんです。人数多いほうが楽しいと思って。サムちゃんにも会いたかったし。」サマンサ「えへへ♪ 私も会いたかった~。」アイビー「踊ったらのど渇いちゃったな。なんか飲みません?」サマンサ「いいね~。飲む飲む!」アイビーがカウンターへ向かう。レイ「おい。なんで来るんだよ。」サマンサ「なによ。来たら悪いの?」レイ「悪いに決まってるだろ。お前ちょっとは気遣えよ。」サマンサ「はぁ?あんたこそ嫌がられてるの気付きなさいよね。」レイ「は?」サマンサ「悪いけど、アイビーちゃんはあんたみたいな男タイプじゃないみたいだから。」レイ「なんでお前がそんなこと知ってんだよ。」サマンサ「アイビーちゃんは私の友達なの。手出さないでよね。」レイ「邪魔するつもりかよ。」サマンサ「残念ながらアイビーちゃんはあんたのことなんて眼中にないわよ~。」サマンサ「私も飲も~っと♪」サマンサがカウンターへ向かう。レイ「 (くそっ・・・。サムのやつ・・・・。) 」サマンサ「Mens BiBiの新人、最近爽やか系かチャラいの多くない?」レイ「しょうがないだろ。そういうのが流行りなんだから。」サマンサ「もっとワイルド系とか入んないのかな~。私そういうのが好きなんだけどな。アイビーちゃんはどういう男がタイプ?」アイビーの電話が鳴る。アイビー「ごめんなさい。ちょっと出てくるね。」サマンサ「は~い。」アイビーが席を離れる。フロアの中は大音量で音楽が流れている。アイビーは入り口付近まで移動した。アイビー「はい。」ロミオ『よぉ。』アイビー「ロミオさん・・・。」ロミオ『レイと一緒か?』アイビー「・・・・はい。」ロミオ『大丈夫か?』アイビー「サムちゃんが来てくれたので・・・大丈夫です。』ロミオ『お前に会いたい。』アイビー「・・・・。」ロミオ『・・・・嫌か?』アイビー「・・・・私も・・・・ちゃんと話したい。」ロミオ『・・・どこの店だ。今から迎えに行く。』アイビー「ううん。私がそっちに行く。」ロミオ『・・・・わかった。気をつけて来いよ。』アイビー「うん・・・。」 URL Comment(10)Trackback(0)Edit