再会 Day:2012.07.14 00:00 Cat:アイビー ブリッジポート編 ディーンとローガンはバーにやってきた。ディーン「俺さ。」ローガン「うん。」ディーン「・・・・ロビンと別れたんだ。」ディーン「別れるときって意外にあっさり終わるもんだよな。」ローガン「それはお前の性格だろ。」ディーン「そうかな?」ローガン「溜め込むから爆発して一気に冷めるんじゃないか?」ディーン「・・・それはあるかも。」ローガン「割り切ればいいんだよ。」ディーン「お前みたいにはなれねぇよ。」ローガン「そうかもな。」ディーン「ラトとも喧嘩別れしちゃってさ。」ローガン「あいつはほっとけ。」ディーン「なんかよくわかんねぇや。女心って。」ローガン「女なんてめんどくさい生き物なんだから、わかんなくっていいんだよ。」ディーン「たしかにめんどくさい・・・。」ディーン「もうしばらくは独りでいいや~。」ローガン「お前、失恋するたびに言ってるな。」ディーン「うるせぇ。」ケイティー「リアねぇちゃん・・・私逆ナンなんてしたことなくて・・・。」リア「大丈夫よ。私に任せなさい。」ケイティー「ちょっと怖いっていうか・・・。」リア「なに言ってんのよ。そんなんだからいつまでも彼氏できないのよ?」リア「あんたは十分かわいいんだし、その乳があれば男なんてイチコロよ。」ケイティー「乳・・・?」リア「おしゃれしてきなさいって言ったのになにその服。おばさんカラーじゃない。」ケイティー「え・・・?でも一応流行りの付け襟を・・・。」リア「付け襟は胸元が開いてる服のほうが今時でかわいいのよ?あんたそれじゃ一昔前の服じゃないの。」ケイティー「そうなの?」リア「それにその服じゃせっかくの乳が台無しよ~。もっと胸元開けなさいよ。」ケイティー「いや・・・それは恥ずかしくてちょっと・・・。」リア「まぁいいわ。ホテルまで持ち込めばこっちのものよ。」ケイティー「ホテル・・・?」リア「いいから早く行くわよ。今日はいい男に出会えますように!」リアのあとにケイティーが続く。バーに入るとカウンターに二人の男性が座っている。リア「・・・ローガン?」ローガン「・・・リアか?」リア「やっぱりローガンじゃない!」リアがローガンに抱きつく。ケイティー「 (リアねぇちゃんってば・・・大胆・・・////) 」リア「久しぶりね!元気してた?」ローガン「あぁ。なんでここに?」リア「去年引っ越してきたのよ。連絡先知らないから言えなかったんだけど・・・。」ローガン「そうだったんだ?」リア「ホントにローガンなのね?信じられない・・・。」ローガン「こんなところで会うとはな。」リア「ローガンは弁護士になれたの?」ローガン「あぁ。今弁護士事務所で働いてる。お前は?」リア「私はショップ店員やってるの。」ローガン「そうなのか。」ローガン「リア、ディーン覚えてるか?」ディーン「こんばんは。」リア「あ~。一度だけ会ったことあるわよね。」ディーン「覚えててくれたんだ?」リア「私、人の顔覚えるのは得意なの。」ローガン「友達と一緒か?」リア「いとこよ。ケイティー、高校時代の友達のローガンとディーンよ。」ケイティー「こんばんは・・・。」リア「ケイティーはブリッジポート大の学生なの。」ローガン「後輩か。よろしく。」ケイティー「卒業生なんですか・・・?」ローガン「あぁ。俺もディーンも、ブリッジ大だよ。」ケイティー「へぇ~・・・。」リア「そっちも男二人?よかったら一緒に飲まない?」ローガン「あぁ。いいよなディーン。」ディーン「もちろん。」ディーン「それまではスターライト ショアにいたんだろ?なんで急にこっちに来たんだ?」リア「う~ん。前からブリッジポートに憧れてたし、独り暮らしもしてみたかったんだ~。」ディーン「なるほどな。」リア「ディーンくんは今なにやってるの?」ディーン「俺は聖ひ臓病院で研修医やってる。」リア「へぇ~。お医者さんなんだ?かっこい~。」ディーン「全然かっこよくねぇよ。」リア「うっそ~。ナースにモテモテなんじゃないの~?」ディーン「いやいやw うちの病院おばさんばっかりだからw」リア「え~そうなの?もったいないw」ディーン「だよなw」ケイティー「 (お、男の人が隣の席に・・・しかもすごくかっこいい・・・。) 」ローガン「こいつ別れたばっかりなんだよ。女紹介してやってくれ。」リア「え~、そうなの?なんでなんで~?」ディーン「いや、なんか・・・嫉妬ってやつ?」ケイティー「 (こんなにかっこよかったら、ほかの子と話しただけで彼女さんは嫉妬しちゃうよね・・・。) 」リア「向こうが?それはしょうがないよ~女の子だもん。」ディーン「まぁ・・・そうなんだけどさw」リア「よかったら合コン開こうか?ショップにかわいい子いるよ~。」ディーン「いやw 遠慮しとく。」リア「なんで~?」ディーン「別れたばっかりだし、しばらくは独りを楽しもうかな~ってさ。」リア「ふぅ~ん。ディーンくん来てくれたらみんな喜ぶのにな~。」ケイティー「 (独りを楽しむなんて・・・さすがかっこいい人は余裕だな~。) 」ディーン「ケイティーちゃんだっけ?」ケイティー「は、はいっ?」ディーン「何年生?」ケイティー「2年です。」ディーン「ハタチ?」ケイティー「はい・・・。」ディーン「学部は?」ケイティー「獣医学部・・・です・・・。」ディーン「へぇ~。動物好きなの?」ケイティー「はい。動物、大好きです。」ディーン「俺も猫好きなんだ。実家で2匹飼っててさ~。」ケイティー「う、うちも・・・実家で・・・猫飼ってます。」ディーン「1匹?」ケイティー「いえ・・・6匹・・・です。」ディーン「6匹?!すごいな!w」ケイティー「家族が全員動物大好きで・・・どんどん拾ってくるから増えてしまって・・・。」ディーン「へぇ~。いいな、楽しそうw」ケイティー「はい。楽しいです・・・すごく。」ディーン「実家から通ってるの?」ケイティー「いいえ。実家はサンセットバレーなので・・・なかなか帰れなくて・・・。」ディーン「そうなんだ?大学の寮?」ケイティー「はい・・・。」リア「ローガン、ちょっと向こうに夜景見に行かない?」ローガン「あぁ。いいよ。」ローガンとリアが席を離れる。ケイティー「あとは犬が2匹とウサギ1羽と・・・カメと熱帯魚とハムスターと・・・。」ディーン「すげえな!w 動物園みたいw」リア「ローガン、まさか会えるなんて思っても見なかった。」ローガン「俺もだ。」リア「あなたのこと、何度も思い出してたわ。」ローガン「俺も、リアのこと思ってたよ。」リア「ホントに?」ローガン「あぁ。お前が一番体の相性がよかったみたいだ。」リア「嬉しい・・・・。」ローガン「今は付き合ってるやつはいるのか?」リア「いないよ。ローガンは?」ローガン「俺が彼女作らないの、知ってるだろ?」リア「うん・・・。」ローガン「リア・・・ホントに懐かしいな。」リア「ローガン・・・キス・・・・してほしいな・・・。ダメ?」ローガン「ダメなわけないだろ。」ローガンがリアの体を抱き寄せキスする。ローガンとリアが出て行くのをディーンがすかさず呼び止める。ディーン「おい、どこ行くんだよ。」リア「もう、・・・察してよね。」ディーン「え・・・?そういうこと?」リア「そういうことよ。じゃあ、ケイティーのことよろしくね。」ディーン「よろしくって・・・。」リア「家は大学の寮よ。同じ大学通ってたんだからわかるわよね?」ディーン「わかるけど・・・。」リア「じゃあね~。」ディーン「ちょ・・・。」ディーン「マジかよ・・・。」ディーンが呆然と立ち尽くす。ディーン「二人、帰っちゃったよ。」ケイティー「そうなんれすか?」ディーン「ケイティーちゃん、酔っ払ってる?」ケイティー「らいじょうぶれす。」ディーン「うん。大丈夫じゃないね。」ケイティー「これ、すっごくおいしいんれすよ。ディーンさんも一緒に飲みませんか?」ディーン「いや、俺は車だから。それ結構強いやつだけど何杯目?」ケイティー「2杯目らと思います。」ディーン「2杯でそれかw」ディーン「そろそろ帰ろうか。寮の門限もあるだろ?」ケイティー「らいじょうぶれす。ルームメイトのマリアンちゃんはいっつも朝帰りれすから。」ディーン「そうなんだ?w」ケイティー「はい。」ディーン「送ってくから、それ飲んだら帰ろうな。」ケイティー「はい。おれがいします。」 URL Comment(9)Trackback(0)Edit