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Blue Sky ~sims3 story~ へようこそ。
アイビーはロミオの自宅である古倉庫の前にやってきた。
アイビー「 (来ちゃった・・・。明かりついてるし、いるよね?) 」
チャイムを鳴らす。
ドアが開いて女性が現れた。
ミランダ「なにか?」
アイビー「あ・・・・。」
ミランダ「ロミオに御用?」
アイビー「あの・・・・はい。」
女性の後ろにロミオの車が見える。
ミランダ「ロミオなら今シャワー浴びてるわ。」
アイビー「そう・・・ですか・・・。」
ミランダ「あがって待ってる?」
アイビー「い、いえ。・・・・また今度にします。」
ミランダ「そう・・・。」
アイビー「すいません。失礼しました・・・。」
アイビーが逃げるように立ち去る。
アイビー「 (あの人・・・女優のミランダ・レッドだよね。ロミオさんの・・・恋人・・・・?) 」
ロミオがシャワーから上がる。
ミランダ「あなたにお客さんよ。」
ロミオ「客?」
ミランダ「もう帰ったわ。」
ロミオ「・・・・誰だ?」
ミランダ「わかってるくせに・・・。」
ロミオ「女か。」
ミランダ「決まってるでしょ。」
ミランダがサングラスをはずしてロミオをみつめる。
ミランダ「かわいい人ね。」
ロミオ「・・・・。」
ミランダ「新しい恋人?」
ロミオ「・・・・俺は恋人は作らない。」
ミランダ「そうね。」
ミランダがロミオの首に腕を回してキスする。
ロミオもミランダの背中に腕を回した。
そのままベッドへ倒れこむ二人。
ミランダ「・・・あの子、見たことあるわ。」
ロミオ「・・・モデルだ。」
ミランダ「そう・・・。」
ロミオ「妬いてんのか?」
ミランダ「そんな感情、私たちにはもうないでしょう?」
ロミオ「・・・・そうだな。」
ミランダがドレスを脱ぎ捨て、ロミオの体の上に覆いかぶさる。
ミランダ「あなたと私はふたりでひとつ。」
ロミオ「あぁ。」
ミランダ「どちらが欠けても生きて行けないの。」
ロミオ「・・・・。」
ミランダ「あなたが誰と一緒でもかまわない。でも私と離れては生きて行けないのよ。」
ミランダ「そうでしょうロミオ。」
ロミオ「あぁ・・・・そうだ。」
ロミオ「ミラ・・・・。」
ラトーシャはロビンとカフェでお茶していた。
ロビン「ごめんね~。仕事帰りにつきあってもらっちゃって。」
ラトーシャ「ううん。大丈夫。 (ロビンちゃんシンプルだけど大人な感じでかわいいカッコだな・・・。それに比べて、あたしは仕事用のラフなカッコで・・・・すごく嫌だな・・・・。) 」
ロビン「えへへ。つい買いすぎちゃった~。」
ラトーシャ「ロビンちゃん、素敵なお店たくさん知ってるんだね。」
ロビン「いっつも買い物でストレス発散しちゃうからね~。」
ロビン「ラトちゃんはあんまり買い物行かない?」
ラトーシャ「ララが・・・ルームメイトがすごく買い物好きだから、よく付き合わされたりはしてるけど。あたしは結局なにも買わないで終わることが多いかな。」
ロビン「そうなんだ~?それだとあたしだったら絶対買っちゃうな~w」
ロビン「てゆーか聞いてくれる?今日のストレス発散には理由があるんだよ~。」
ラトーシャ「なに?」
ロビン「ゆうべね、ディーンがそりゃあもうすごく激しくてさ~。あ、ベッドでの話ねw」
ラト「うん・・・。」
ロビン「あの人、ああみえて意外にすごいんだよね~。激しいっていうかw」
ラトーシャ「そうなんだ・・・?」
ロビン「ディーンは優位に立ちたいタイプなんだけど、あたしもどっちかというとそのタイプなんだよね~。だからせめぎ合いって感じでw」
ラト「へぇ~・・・・。 (この話・・・きまづいな。二人の性生活なんて、聞きたくない・・・・。) 」
ロビン「それで今日はもう寝不足なんだよね~。なのに仕事忙しくって。」
ラト「眠いんじゃない?早めに寝たほうが・・・。」
ロビン「ダメダメ!こんな時間に寝ちゃったら夜中に起きちゃうよ~。」
ラトーシャ「たしかにそうだね・・・。」
ロビン「こういうときは我慢して起きといてちゃんといつもの時間に寝ないとダメなんだ~あたしは。」
ラトーシャ「そっか。」
ロビン「今日ディーン遅いみたいだから、ラトちゃんご飯つきあってくれる?食べに行こうよ。」
ラトーシャ「あ、うん・・・。」
BiBi撮影所。
撮影が終わったアイビーがメイク室を出てスタジオへ入ってきた。
アイビー「お疲れ様でした~。」
ロミオのほうは見ないように前を通り過ぎる。
ロミオ「おい。」
アイビーが立ち止まる。
ロミオ「お前ゆうべうち来ただろ。」
アイビー「・・・行ってません。」
ロミオ「嘘つけ。」
アイビー「・・・・ミランダさんから聞いたんですか?」
ロミオ「あぁ。」
アイビー「あの人、女優のミランダ・レッドですよね?」
ロミオ「そうだ。」
アイビー「恋人・・・ですか?」
ロミオ「違う。」
アイビー「恋人じゃないならなんなんですか?」
ロミオ「なぜお前に話す必要がある?」
アイビー「・・・・・そうですよね。私には関係ないですね。」
アイビー「じゃあこの前キスしたのはいったいなんだったの?」
ロミオ「・・・・。」
アイビー「興味ないならああいうことやめてください。」
ロミオ「お前、妬いてんのか?」
アイビー「べつに妬いてません。」
ロミオ「じゃあなんで怒ってんだ。」
アイビー「ロミオさんが変なことするから。」
ロミオ「キスしたことを怒ってんのか?」
アイビー「そうです。もうああいうことはしないでください。」
ロミオ「お前、俺のこと好きなんだろ?」
アイビー「ち、違います!」
ロミオ「ふぅ~ん。」
アイビー「とにかく!もう変なことしてこないでください。」
アイビー「お疲れ様でした。失礼します。」
アイビーがロミオに背を向けて立ち去る。
ロミオ「待て。」
壁際に追い詰める。
アイビーの腰に腕を回した。
アイビー「ちょ・・・やめてください・・・・。」
ロミオ「離してほしいか?」
ロミオ「だったら振りほどいて逃げてみろ。」
アイビーが腕を振りほどこうとするが、完全に押さえ込まれていて動けない。
ロミオ「どうした?早く逃げろよ。」
アイビー「これじゃ・・・・逃げられない。」
ロミオ「その程度か?ホントは嫌じゃないんだろ?」
アイビー「そんなこと・・・。」
ロミオがアイビーの顎を軽く持ち上げてキスする。
アイビー「 ! 」
アイビーの腕から徐々に力が抜けていく。
アイビー「 (もう・・・・頭が混乱する・・・・。) 」
熱い舌が絡まる。
とろけるようなキス。
ロミオが唇を離す。
ロミオ「俺はまだ仕事がある。終わったら連絡するから。」
アイビー「うん・・・・。」
ロミオ「いい子だ。」
エレベーターのドアの開く音がかすかに聞こえた。
ロミオがアイビーから離れる。
モデル「おはようございま~す。」
次の撮影のモデルがスタジオに入ってきた。
ロミオ「おはよう。」
モデル「ロミオさ~ん、聞いて~。」
ロミオ「なんだ?」
モデル「この前話してたやつなんだけど~。」