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Blue Sky ~sims3 story~ へようこそ。
ロミオの自宅。
アイビーはベッドに横たわっている。
ロミオがシャワーから出てきた。
アイビー「ねぇロミオさん・・・・。」
ロミオ「なんだ?」
アイビー「前の彼女って、何年前くらいに別れたの?」
ロミオ「俺に彼女はいない。」
アイビー「でも、そういう感じの女性もいたんでしょ?」
ロミオ「・・・・・マロンから聞いたんだろ。」
アイビー「え・・・・うん。」
ロミオ「お前俺たちのことも言ったのか?」
アイビー「言ってないよ。」
ロミオ「あんまりそういうの、周りに言うな。」
アイビー「ダメなの?」
ロミオ「好きじゃない。」
アイビー「・・・・私たちって、付き合ってるの?」
ロミオ「付き合ってない。」
アイビー「・・・・。」
ロミオ「不服か?」
アイビー「・・・・だって・・・・。」
ロミオ「そうやってお互いを縛り付けるのが嫌いなんだ。契約みたいで。」
アイビー「・・・・。」
ロミオ「俺はお前が好きだ。だから一緒にいたい。それだけで十分だろ?」
ロミオがアイビーを抱き寄せキスする。
アイビー「 (・・・・・・。) 」
ラトーシャはロビンに呼び出され、カフェにやってきた。
ロビン「ごめんね。仕事帰りに呼び出しちゃって。」
ラトーシャ「ううん。大丈夫。」
ロビン「あのさぁ・・・・。」
ラトーシャ「うん。」
ロビン「まさかとは思うけど、ディーン、そっちに行ってないよね?」
ラトーシャ「え?そっちにって?」
ロビン「この前喧嘩して、家追い出したんだ。」
ラトーシャ「・・・・そうなの?」
ロビン「ラトちゃんたちのおうち、ディーン泊まってないよね?」
ラトーシャ「泊まってないけど・・・。」
ロビン「ディーンから何か連絡きた?」
ラトーシャ「ううん。家出たのも知らなかったし・・・・。」
ロビン「そっか・・・・。」
ラトーシャ「・・・・・ディーン、ローガンのとこにいるんじゃないかな?」
ロビン「ローガンくんか・・・。」
ラトーシャ「ローガン一人暮らしのはずだし・・・。連絡して聞いてみようか?」
ロビン「ううん。いい。」
ラトーシャ「そっか・・・。」
ラトーシャ「家追い出したことって・・・前もあるの?」
ロビン「ないよ。」
ラトーシャ「そうなんだ・・・?」
ロビン「いままでこんな大喧嘩したのもはじめてだし。」
ラトーシャ「そっか・・・・。」
ロビン「ラトちゃんさぁ。」
ラトーシャ「うん。」
ロビン「ディーンのこと好きなんでしょ?」
ラトーシャ「え?なに言って・・・。」
ロビン「私が気づかないと思う?ごまかさなくていいよ。わかってるから。」
ラトーシャ「・・・・。」
ロビン「いつから好きなの?」
ラトーシャ「・・・・。」
ロビン「言ってよ。」
ラトーシャ「物心・・・・ついたときには・・・・。」
ロビン「そっか。」
ラトーシャ「・・・・ごめん。」
ロビン「むかつくよ・・・・。」
ラトーシャ「ごめんなさい。・・・・・・でもあたし、べつにどうこうするつもりもないし、ディーンのこと・・・。」
ロビン「ディーンのそばにいられればそれでいいの、って?ばっかじゃないの?」
ラトーシャ「・・・・・。」
ロビン「彼氏の女友達が彼氏のこと好きなのに、二人が毎週のように遊んでるの、喜んで送り出す女がどこにいるのよ?」
ラトーシャ「ロビンちゃん・・・。」
ロビン「悲劇のヒロインぶってんじゃないわよ!」
ロビン「存在自体が邪魔なの。わかる?」
ラトーシャ「・・・・。」
ロビン「あたしたちが喧嘩したのも全部ラトちゃんのせいだよ。ラトちゃんがいなければあたしたちは幸せにやってた。」
ラトーシャ「・・・・・・ごめん。」
ロビン「悪いけど、もう仲良くなんてできない。さよなら。」
ロビンが店を出て行く。
ラトーシャ「 (あたしが・・・・二人の関係を壊した・・・・・。) 」
ラトーシャ「 (ごめん・・・ディーン・・・・。) 」
ローガンがシェアハウスにやってきた。
玄関のチャイムを鳴らす。
ララ「は~い。」
玄関が開いてララが出てくる。
ララ「あら?ローガンじゃない。」
ローガン「よぉ。」
ララ「ここに来るなんて珍しいわね。」
ローガン「お前に話があって。」
ララ「私?・・・・なあに?」
ローガン「あがっていいか?」
ララ「えぇ・・・。」
ララの部屋。
ララがテーブルに紅茶を置く。
ララ「どうぞ。」
ローガン「ありがと。」
ララ「スーツ姿、珍しいわね。仕事帰り?」
ローガン「あぁ。」
ララ「なんか変な感じね。」
ローガン「単刀直入に言うけど。」
ララ「なあに?」
ローガン「この前言ってた男とつきあってるのか?」
ララ「・・・・えぇ。もう1ヶ月くらいになるかしらね。」
ローガン「そうか。サラリーマンって言ってたよな。」
ララ「えぇ。そうだけど。」
ローガン「家は知ってるのか?」
ララ「会社の寮に住んでるわよ。」
ローガン「お前、名刺とかもらってるか?」
ララ「名刺?もらってないわよ。」
ローガン「家族にあったことは?」
ララ「ないわよ。だってまだつきあって1ヶ月よ?彼はリバビューの出身だし。」
ローガン「そうか。」
ララ「いったいどうしたの?なんか今日顔怖いわよ?」
ローガン「お前の男の名前、クリストファー・シアンだろ?」
ララ「そうだけど・・・・どうして彼の名前を・・・。」
ローガン「この前、ホテルから二人が出て行くところを見かけた。」
ララ「え?・・・・私たちを?」
ローガン「あぁ。」
ララ「なんか、恥ずかしいわね・・・。」
ローガン「ララ、あいつ既婚者だぞ。」
ララ「え?彼は独身よ。」
ローガン「確かめたことあるか?」
ララ「だって寮に住んでるからあげられないって・・・。」
ローガン「それは子供と妻が家にいるからだ。」
ララ「子供・・・?」
ララ「冗談やめてよ。彼に子供なんか・・・・。」
ローガン「いないって言い切れるか?彼の友達に会ったことはあるか?」
ララ「ないけど・・・。」
ローガン「家族や親戚には?」
ローガン「なぜ朝帰りせずに夜中のうちに帰るんだ?」
ララ「それは・・・・。」
ローガン「休日に一日デートしたことあるか?」
ララ「・・・・。」
ローガン「あいつのあとをつけた。」
ララ「え・・・?」
ローガン「郊外の一軒屋が奴の家だ。奥さんと子供の名前もあった。」
ララ「そんなの嘘よ。あなた私のことを・・・・。」
ローガン「俺がお前に嘘ついてなんの得になる。」
ララ「・・・・。」
ローガン「俺はお前に嘘をついたことは一度もない。親友だから忠告してやってんだ。」
ララ「・・・・・。」
ローガンが立ち上がる。
置いてあったメモになにか書き込んでいる。
ララ「・・・・?」
ローガン「あいつの家の住所だ。嘘だと思うなら自分で確認してこい。」
ローガン「じゃあな。紅茶ご馳走様。」
ローガンが部屋を出て行く。
ララがゆっくりと立ち上がり、メモの前に立つ。
ララ「 (嘘・・・・。そんなの嘘に決まってるわ・・・・。) 」