再会



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ディーンとローガンはバーにやってきた。







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ディーン「俺さ。」

ローガン「うん。」

ディーン「・・・・ロビンと別れたんだ。」







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ディーン「別れるときって意外にあっさり終わるもんだよな。」

ローガン「それはお前の性格だろ。」

ディーン「そうかな?」

ローガン「溜め込むから爆発して一気に冷めるんじゃないか?」








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ディーン「・・・それはあるかも。」

ローガン「割り切ればいいんだよ。」

ディーン「お前みたいにはなれねぇよ。」

ローガン「そうかもな。」








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ディーン「ラトとも喧嘩別れしちゃってさ。」

ローガン「あいつはほっとけ。」

ディーン「なんかよくわかんねぇや。女心って。」

ローガン「女なんてめんどくさい生き物なんだから、わかんなくっていいんだよ。」

ディーン「たしかにめんどくさい・・・。」








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ディーン「もうしばらくは独りでいいや~。」

ローガン「お前、失恋するたびに言ってるな。」

ディーン「うるせぇ。」










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ケイティー「リアねぇちゃん・・・私逆ナンなんてしたことなくて・・・。」

リア「大丈夫よ。私に任せなさい。」

ケイティー「ちょっと怖いっていうか・・・。」

リア「なに言ってんのよ。そんなんだからいつまでも彼氏できないのよ?」









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リア「あんたは十分かわいいんだし、その乳があれば男なんてイチコロよ。」

ケイティー「乳・・・?」

リア「おしゃれしてきなさいって言ったのになにその服。おばさんカラーじゃない。」

ケイティー「え・・・?でも一応流行りの付け襟を・・・。」









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リア「付け襟は胸元が開いてる服のほうが今時でかわいいのよ?あんたそれじゃ一昔前の服じゃないの。」

ケイティー「そうなの?」

リア「それにその服じゃせっかくの乳が台無しよ~。もっと胸元開けなさいよ。」

ケイティー「いや・・・それは恥ずかしくてちょっと・・・。」

リア「まぁいいわ。ホテルまで持ち込めばこっちのものよ。」

ケイティー「ホテル・・・?」

リア「いいから早く行くわよ。今日はいい男に出会えますように!」







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リアのあとにケイティーが続く。
バーに入るとカウンターに二人の男性が座っている。


リア「・・・ローガン?」









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ローガン「・・・リアか?」

リア「やっぱりローガンじゃない!」








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リアがローガンに抱きつく。


ケイティー「 (リアねぇちゃんってば・・・大胆・・・////) 」


リア「久しぶりね!元気してた?」

ローガン「あぁ。なんでここに?」

リア「去年引っ越してきたのよ。連絡先知らないから言えなかったんだけど・・・。」

ローガン「そうだったんだ?」








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リア「ホントにローガンなのね?信じられない・・・。」

ローガン「こんなところで会うとはな。」

リア「ローガンは弁護士になれたの?」

ローガン「あぁ。今弁護士事務所で働いてる。お前は?」

リア「私はショップ店員やってるの。」

ローガン「そうなのか。」









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ローガン「リア、ディーン覚えてるか?」

ディーン「こんばんは。」

リア「あ~。一度だけ会ったことあるわよね。」

ディーン「覚えててくれたんだ?」

リア「私、人の顔覚えるのは得意なの。」

ローガン「友達と一緒か?」









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リア「いとこよ。ケイティー、高校時代の友達のローガンとディーンよ。」

ケイティー「こんばんは・・・。」

リア「ケイティーはブリッジポート大の学生なの。」

ローガン「後輩か。よろしく。」

ケイティー「卒業生なんですか・・・?」










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ローガン「あぁ。俺もディーンも、ブリッジ大だよ。」

ケイティー「へぇ~・・・。」

リア「そっちも男二人?よかったら一緒に飲まない?」

ローガン「あぁ。いいよなディーン。」

ディーン「もちろん。」










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ディーン「それまではスターライト ショアにいたんだろ?なんで急にこっちに来たんだ?」

リア「う~ん。前からブリッジポートに憧れてたし、独り暮らしもしてみたかったんだ~。」

ディーン「なるほどな。」

リア「ディーンくんは今なにやってるの?」









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ディーン「俺は聖ひ臓病院で研修医やってる。」

リア「へぇ~。お医者さんなんだ?かっこい~。」

ディーン「全然かっこよくねぇよ。」

リア「うっそ~。ナースにモテモテなんじゃないの~?」

ディーン「いやいやw うちの病院おばさんばっかりだからw」









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リア「え~そうなの?もったいないw」

ディーン「だよなw」


ケイティー「 (お、男の人が隣の席に・・・しかもすごくかっこいい・・・。) 」


ローガン「こいつ別れたばっかりなんだよ。女紹介してやってくれ。」










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リア「え~、そうなの?なんでなんで~?」

ディーン「いや、なんか・・・嫉妬ってやつ?」

ケイティー「 (こんなにかっこよかったら、ほかの子と話しただけで彼女さんは嫉妬しちゃうよね・・・。) 」

リア「向こうが?それはしょうがないよ~女の子だもん。」

ディーン「まぁ・・・そうなんだけどさw」

リア「よかったら合コン開こうか?ショップにかわいい子いるよ~。」

ディーン「いやw 遠慮しとく。」

リア「なんで~?」

ディーン「別れたばっかりだし、しばらくは独りを楽しもうかな~ってさ。」

リア「ふぅ~ん。ディーンくん来てくれたらみんな喜ぶのにな~。」

ケイティー「 (独りを楽しむなんて・・・さすがかっこいい人は余裕だな~。) 」










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ディーン「ケイティーちゃんだっけ?」

ケイティー「は、はいっ?」

ディーン「何年生?」

ケイティー「2年です。」

ディーン「ハタチ?」

ケイティー「はい・・・。」









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ディーン「学部は?」

ケイティー「獣医学部・・・です・・・。」

ディーン「へぇ~。動物好きなの?」

ケイティー「はい。動物、大好きです。」

ディーン「俺も猫好きなんだ。実家で2匹飼っててさ~。」





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ケイティー「う、うちも・・・実家で・・・猫飼ってます。」

ディーン「1匹?」

ケイティー「いえ・・・6匹・・・です。」

ディーン「6匹?!すごいな!w」

ケイティー「家族が全員動物大好きで・・・どんどん拾ってくるから増えてしまって・・・。」








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ディーン「へぇ~。いいな、楽しそうw」

ケイティー「はい。楽しいです・・・すごく。」

ディーン「実家から通ってるの?」

ケイティー「いいえ。実家はサンセットバレーなので・・・なかなか帰れなくて・・・。」

ディーン「そうなんだ?大学の寮?」

ケイティー「はい・・・。」









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リア「ローガン、ちょっと向こうに夜景見に行かない?」

ローガン「あぁ。いいよ。」










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ローガンとリアが席を離れる。


ケイティー「あとは犬が2匹とウサギ1羽と・・・カメと熱帯魚とハムスターと・・・。」

ディーン「すげえな!w 動物園みたいw」










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リア「ローガン、まさか会えるなんて思っても見なかった。」

ローガン「俺もだ。」

リア「あなたのこと、何度も思い出してたわ。」

ローガン「俺も、リアのこと思ってたよ。」









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リア「ホントに?」

ローガン「あぁ。お前が一番体の相性がよかったみたいだ。」

リア「嬉しい・・・・。」

ローガン「今は付き合ってるやつはいるのか?」

リア「いないよ。ローガンは?」










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ローガン「俺が彼女作らないの、知ってるだろ?」

リア「うん・・・。」

ローガン「リア・・・ホントに懐かしいな。」

リア「ローガン・・・キス・・・・してほしいな・・・。ダメ?」

ローガン「ダメなわけないだろ。」









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ローガンがリアの体を抱き寄せキスする。













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ローガンとリアが出て行くのをディーンがすかさず呼び止める。


ディーン「おい、どこ行くんだよ。」

リア「もう、・・・察してよね。」










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ディーン「え・・・?そういうこと?」

リア「そういうことよ。じゃあ、ケイティーのことよろしくね。」

ディーン「よろしくって・・・。」

リア「家は大学の寮よ。同じ大学通ってたんだからわかるわよね?」

ディーン「わかるけど・・・。」










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リア「じゃあね~。」

ディーン「ちょ・・・。」













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ディーン「マジかよ・・・。」


ディーンが呆然と立ち尽くす。











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ディーン「二人、帰っちゃったよ。」

ケイティー「そうなんれすか?」

ディーン「ケイティーちゃん、酔っ払ってる?」

ケイティー「らいじょうぶれす。」










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ディーン「うん。大丈夫じゃないね。」

ケイティー「これ、すっごくおいしいんれすよ。ディーンさんも一緒に飲みませんか?」

ディーン「いや、俺は車だから。それ結構強いやつだけど何杯目?」

ケイティー「2杯目らと思います。」

ディーン「2杯でそれかw」








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ディーン「そろそろ帰ろうか。寮の門限もあるだろ?」

ケイティー「らいじょうぶれす。ルームメイトのマリアンちゃんはいっつも朝帰りれすから。」

ディーン「そうなんだ?w」

ケイティー「はい。」

ディーン「送ってくから、それ飲んだら帰ろうな。」

ケイティー「はい。おれがいします。」