スポンサーサイト
- Day:--.--.-- --:--
- Cat:スポンサー広告
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Blue Sky ~sims3 story~ へようこそ。
公園を出た二人はそのまま近くのレストランへ入っていった。
思わずあとをつけたメアリーケイト。
二人は一度中へ入っていったが、テラス席へ出て食事をはじめた。
声は届かない。
しかし二人の笑顔から楽しそうな雰囲気が伝わってくる。
メアリーケイト「 (厚化粧だけど、綺麗な人だな・・・。この街じゃ見かけない顔・・・・。) 」
メアリーケイト「 (あたしなにしてんだろ・・・。こういうとき、二人の前で暴れて問い詰めてやろうって思ってたのに、意外にできないもんだな・・・。) 」
メアリーケイトはしばらくその場から動けないでいた。
アパートへ戻ると玄関先でJとばったり会った。
J「おかえり。メアリーも今帰り?」
メアリーケイト「うん。仕事お疲れさま。」
J「おう。さんきゅ。」
メアリーケイト「J、ちょっと相談があるんだけど、いいかな?」
J「いいけど・・・。珍しいな。」
ホットバスに入る二人。
J「プロトが浮気?ないないw」
メアリーケイト「でも見ちゃったんだよ。女と一緒のところ。」
J「どうせ仕事関係の人だろ~。」
メアリーケイト「でも今日仕事だって嘘ついてたんだよ?おかしくない?」
J「なんか言えないことでもあんじゃねーの?」
メアリーケイト「あたしに言えないことってなによ?」
J「俺に怒んなよw」
メアリーケイト「ごめん・・・。」
J「ぜってー大丈夫だって。あいつバカだけど根はまじめだし、浮気なんてする甲斐性ねーよ。」
メアリーケイト「そうかなぁ・・・?」
J「そんなに気になるなら本人に直接聞いてみろよ。そのほうがスッキリすんだろ。」
メアリーケイト「うん。そうする。」
J「まぁ、ないと思うけどな。」
メアリーケイト「・・・・Jはどうなの?」
J「え?なにが?」
メアリーケイト「前から聞きたかったんだけどさ。うちの妹のこと、どう思ってんの?」
J「どうって、べつになにも・・・。」
メアリーケイト「あの子受験も迫ってるし、今大事なときなんだよね。興味ないならはっきりバッサリ言ってやってほしい。」
J「・・・そうだな。」
メアリーケイト「まぁしつこいクレアが悪いんだけどさ。ごめんね、めんどくさい妹でw」
J「うん・・・。」
プロトがアパートに戻るとリビングでメアリーケイトが待っていた。
メアリーケイト「おかえり。」
プロト「ただいま。」
メアリーケイト「どこ行ってたの?」
プロト「忘れたの?ゆうべ仕事あるって話しただろ?」
メアリーケイト「・・・・ちょっと話があるんだけど。」
プロト「・・・うん。」
二人はプロトの部屋へ移動した。
プロト「どうしたんだ?こわい顔して。」
メアリーケイト「プロト・・・浮気してないよね?」
プロト「え?」
メアリーケイト「今日仕事だったって嘘でしょ?」
プロト「・・・なんで?」
メアリーケイト「あたし見たんだ。プロトが女と一緒のところ。」
プロト「・・・・どこで?」
メアリーケイト「公園で一緒のとこみかけて、そのあとレストランで食事してたでしょ?」
プロト「そこまで見てたの?」
メアリーケイト「うん。」
メアリーケイト「あの女誰?」
プロト「あの人は・・・デザイナーさん・・・。」
メアリーケイト「仕事関係ないじゃん。あの女と寝たの?」
プロト「寝てないよ?www」
メアリーケイト「なに笑ってんのよ!」
プロト「ごめん・・・。」
プロト「今日仕事だって嘘ついてたのはホントにごめん。でも俺は浮気なんてしてないし、あの人はそんな人じゃないよ。」
メアリーケイト「そんな人じゃないってなに?じゃあなんなわけ??」
興奮しているメアリーケイトが急にはっとする。
プロト「 ? 」
メアリーケイト「・・・・ちょっと待ってて。すぐ戻るから。」
部屋を出て行く。
数分後、戻ってきたメアリーケイトがいきなり抱きついた。
プロト「メアリー??」
メアリーケイト「生理きたぁ~・・・。」
プロト「え?」
メアリーケイト「1週間近くも遅れてたから、妊娠したんじゃないかって心配してたの・・・。」
プロト「もしかしてそれで悩んでたの?」
メアリーケイト「うん・・・。」
プロト「なんで言ってくれなかったの?そういうの、一人で抱えないで俺に言ってよ。」
メアリーケイト「だってまだちゃんと確認できなかったから・・・。」
プロト「俺はできてもよかったのに。」
メアリーケイト「え?」
プロト「ごめんねメアリー、そんな心配させて。」
メアリーケイト「うん。今度からちゃんと避妊してくれれば・・・。」
プロト「あのさ、今日会ってた女の人、デザイナーだって言ったじゃん。」
メアリーケイト「うん。」
プロト「俺、あの人に依頼してたものがあったんだ。ホントはちゃんと場所考えてって思ってたんだけど・・・。」
急にプロトがひざまずく。
メアリーケイト「え?なに、土下座??(てことはやっぱり・・・)」
プロトがポケットから小さな箱を出した。
プロト「メアリーケイト・スカイブルー。俺のお嫁さんになってください。」
メアリーケイト「え・・・?嘘・・・・。」
プロト「指輪、世界にひとつだけのものにしたかったから、個人のデザイナーに依頼したんだ。それでずっといいデザイナー探してて。あの人はそのデザイナーさん。今日出来上がったから受け取りに行ってたんだよ。」
メアリーケイト「そうだったんだ・・・。」
プロト「サプライズにしたくて話せなかったんだ。ごめんね。」
メアリーケイト「うん・・・。」
プロト「・・・で、返事は?」
メアリーケイト「もちろんイエスよっ!」
プロト「手かして?」
メアリーケイトが手を差し出す。
細い指に指輪がするりと収まった。
プロト「相談してデザイン考えたんだ。どう?気に入ってくれた?」
メアリーケイト「うんっ!すっごくかっこいい!」
プロト「よかったぁ♪メアリーセンスいいからすごい悩んだんだw」
メアリーがもう一度抱きついた。
メアリーケイト「ありがとうプロト。」
プロト「待たせてごめんね。次の昇進待ってたら遅くなっちゃった。」
メアリーケイト「うんっ。全然いい!」
メアリーケイト「プロト、愛してる。」
プロト「俺も愛してるよ。俺のかわいいお嫁さん♪」
二人が唇を重ねる。
いつものとは少し違う、いつも以上に愛にあふれたキスだった。