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Blue Sky ~sims3 story~ へようこそ。
夕食後、アイビーと母クレア、父Jの三人はダイニングでくつろいでいた。
クレア「そうそうパパ、昨日ね、久しぶりにユウナから電話があったのよ。」
J「おぅ。元気そうだったか?」
クレア「うん。」
クレア「シンの仕事の都合でね、今度転勤になるんですって。」
J「へぇ~。今はサンセットバレーだろ?」
クレア「そう。」
J「転勤先はどこなんだ?」
クレア「それがスターライト ショアみたいなのよ。」
J「へぇ~。」
クレア「急に決まったらしくて、慌てて不動産を回ってるんですって。」
J「いつ越してくるんだ?」
クレア「今週中だそうよ。」
J「そりゃまた忙しいな。たしかあそこも高校生の子供がいたよな?」
クレア「ええ。アイビーたちと同じ1年生だったはずよ。」
アイビー「それってママとパパの共通のお友達なの?」
クレア「共通ではないんだけど。ママの昔からの親友夫婦なのよ。パパもよく知ってる人なの。」
アイビー「へぇ~。」
クレア「私たちが結婚前にここに引っ越してしまってからは、お互い忙しくてなかなか会えてないんだけど、ずっと連絡だけはとっていたのよ。アイビーはまだ会ったことないわね。」
アイビー「たぶん・・・。」
クレア「落ち着いたら遊びに来るように伝えたから、来週かその次の週にでもうちに遊びに来ると思うわ。」
J「来週だと会議があるから俺はムリだな。」
クレア「そうなの?」
J「よろしく伝えといてくれ。」
クレア「ふふっ。わかったわ。」
アイビー「私と同じ年の子って女の子?」
クレア「いいえ。男の子の一人っ子よ。」
アイビー「男の子かぁ。」
クレア「一緒に連れてきてくれるはずよ。楽しみね。」
アイビー「うん。じゃあ週末はでかけないで家にいるようにディーンにも言っておくね!」
クレア「そうね。きっと同じ高校に転校してくることになるから、仲良くしてあげてね。」
アイビー「もちろんだよ♪」
日曜日、ユウナたち3人がスカイブルー家を訪ねた。
クレア「いらっしゃい!待ってたのよ~。」
シン「久しぶりだな。」
ユウナ「クレア、元気だった~?」
クレア「ユウナ~、会いたかったわ。思ったとおり、全然変わってないわね!」
ユウナ「クレアもねw」
二人は抱き合って再会を喜んだ。
クレア「シンはだいぶおじさんになったわねw」
シン「若い部下になめられちゃ困るからな。」
クレア「サラリーマンは大変ねぇ。」
クレア「あなたがローガンくんね。シンの若いころそっくりだわ。」
ローガン「こんにちは。おばさんのことは両親からよく話を聞いてます。」
クレア「ふふっ。そうなの?うちにもあなたと同じ年の双子がいるのよ。」
ローガン「双子?」
クレア「二卵性の男の子と女の子なのよ。ちょっと今呼ぶわね。アイビー!ディーン!ちょっと降りてらっしゃい~。」
クレアが階段の下から声をかけると二人がバタバタと降りてきた。
アイビー「こんにちは~!」
ディーン「こんにちはっ。」
クレア「ローガンくん、アイビーにディーンよ。仲良くしてあげてね。」
ローガン「はじめまして。」
ユウナ「アイビーちゃんもディーンくんも、クレアに似たみたいねw」
クレア「そうなの。ディーンは私というよりおじいちゃんに似たみたいよ~w」
ディーン「ローガンくん、ゲーム好き?」
ローガン「ゲーム?好きだよ。」
ディーン「一緒にやろうぜ。新しいソフトあるんだ。」
ローガン「いいよ。」
ディーン「よしっ。おいでよ。」
ローガンとディーンがリビングでゲームをはじめた。
アイビーは隣に座ってみている。
アイビー「ローガンくん、転校してさびしくない?」
ローガン「ローガンでいいよ。」
アイビー「じゃあ私のこともアイビーって呼んで。」
ローガン「うん。高校で中学までの友達と離れちゃったんだ。だから高校は知らないやつばっかりだったし、まだ1学期でそんなに友達できてなかったから寂しくなかったかな。」
アイビー「そうなんだ~?」
ディーン「サンセットバレーってどんな街?母さんたちは昔住んでたらしいけど、俺行ったことないんだ。」
ローガン「のどかな街だよ。海が綺麗で。ここよりは田舎だな。」
ディーン「そうなんだ?」
アイビー「ローガンくんって頭よさそうだね。」
ローガン「それメガネだからだろ?」
アイビー「そんなことないよ~w なんか話し方とか、落ち着いてるし。」
ローガン「そうか?一人っ子だから自立心あるからじゃないのかな。」
アイビー「なるほど~。たしかに私やディーンは子供っぽいかも?w」
ディーン「俺もかよw」
アイビー「だってそうじゃんwww」
ローガン「何人兄弟なんだ?」
ディーン「俺たちの上に兄貴が二人いるよ。一番上の兄ちゃんはもう働いてサラリーマンやってる。二番目は高3だから同じ学校だよ。」
ローガン「へぇ~。いいな兄ちゃんいて。」
ディーン「そう?下はつらいよ~。アイビーは女だから可愛がられてていいけどさ~。」
ローガン「ははっ。」
ディーン「こいつだけ一人部屋なんだぜ?ずるくない?」
ローガン「そうなんだ?」
アイビー「しょうがないよねぇ?高校生にもなって兄弟とはいえ男女一緒の部屋はちょっと恥ずかしいじゃん!」
ローガン「まぁそうだな~。」
ディーン「ネオ兄ちゃん早く結婚してくれないかな~?w」
アイビー「お兄ちゃんは彼女もいないからね~w あ、ローガンくんは彼女いるの?」
ローガン「いないよ。」
アイビー「見た目クールだしモテそうだよね?」
ローガン「全然。ディーンのほうがかわいい系でモテるんじゃない?」
ディーン「俺なんて全然だよ。レオン兄ちゃんはなぜかモテるんだよな~。サッカー部ってモテるよね。」
ローガン「ははっ。たしかに部活入ってると人気あるな。」
ディーン「ローガンは部活なに入るの?」
ローガン「俺は学習クラブに入るから、部活はやらないかな。」
アイビー「やっぱり頭いいんだ~。」
ローガン「好きなだけだよ。」
ディーン「勉強好きとか信じらんね~www」
ローガン「俺、将来弁護士になりたいから。今のうちから勉強しとかないとな。」
ディーン「弁護士かぁ~。かっこいいな!」
アイビー「ディーンは将来のこととか考えてる?」
ディーン「俺なんも考えてない。」
アイビー「私も~。」
ローガン「ははっw」
アイビー「 (ローガンくん、いい子そうでよかった~。ディーンともすぐに打ち解けてるし。仲良くなれたらいいな♪) 」
アイビーたちは学校の食堂でお昼を食べていた。
アイビー「今日のお昼、おいしいね~。」
ラトーシャ「あんたなんでもおいしいって言うじゃんw」
アイビー「え~、そうかな?w」
ララ「言う言うw そのわりに残すよね?」
アイビー「だって食べきれないんだもん・・・。」
ラトーシャ「てかなんであんたがいるわけ?」
ジャマール「・・・・。」
ラトーシャ「あんたよあんた!」
ジャマール「え?僕?」
ラトーシャ「あんたしかいないでしょーがっ。」
ジャマール「え~。同じクラスじゃん。仲良くしようよ~。」
ラトーシャ「ちゃっかりアイビーの隣陣取っちゃって。すぐくっついてくるんだから。」
ララ「ふふっ。ジャマールのアイビー好きは昔からよねぇ?」
ラトーシャ「アイビー、はっきり言ってやったほうがいいわよ。」
ジャマール「別にいいじゃ~ん。アイビー、僕のこと嫌いじゃないよね?」
アイビー「うん、いとこだし。」
ラトーシャ「いとこのよしみでしょ~。」
にぎやかな食堂にディーンとローガンが入ってきた。
アイビー「あ、ディーン。ローガン。一緒だったんだね。」
ディーン「あぁ。クラスが一緒なんだ。」
アイビー「ローガンも3組?」
ローガン「そう。」
ディーン「1組は仲いいな。みんなでお昼食ってんの?」
ジャマール「そうだよ~。」
ララ「あなた、転校生よね?アイビーたちと知り合いなの?」
ディーン「あぁ。両親同士が友達なんだ。この前の日曜にうちに遊びに来て仲良くなったんだよ。」
ローガン「ローガン・オリーブです。よろしく。」
ララ「よろしくね。私ララよ。」
ラトーシャ「あたしはラトーシャ。ラトって呼んで。」
ディーン「ローガン、ララは父さんの兄貴の娘でいとこなんだ。ジャマールも母さんの姉さんの息子だからいとこ。」
ローガン「へぇ~。いいな。俺、おじさん独身だしいとこいないんだ。」
アイビー「お昼いまから?一緒に食べよう~。」
ディーン「あぁ。」
ディーンとローガンも席に着いた。
ララ「ローガンくんは一人っ子なの?」
ローガン「うん。父さんも一人っ子で母さんは弟いるけど独身なんだ。」
ララ「そうなの。私も一人っ子よ。」
ローガン「へぇ~。」
ラトーシャ「家はどこなの?」
ローガン「えーっと・・・ビュー・・・・。」
ララ「オーシャンビュー通り?」
ローガン「そう、それ。」
ララ「ならうちと近いわ。」
ローガン「そうなんだ?」
ディーン「ごほっ。」
ラトーシャ「もう。ディーン落ち着いて食べなよ。」
ディーン「うんw」
ジャマール「ローガンは前はどこに住んでたの?」
ローガン「サンセットバレーだよ。」
ジャマール「へぇ~。一度行った事あるよ。」
ローガン「そうなんだ?田舎だったろ。」
ジャマール「でものどかでいい街だよね。うちの両親が昔住んでたんだ~。」
ローガン「ジャマールの母さんとディーンの母さん姉妹だっけ?てことは学生の頃サンセットバレーにいたのか。」
ジャマール「そう。サンセットバレーで父さんと母さんは出会ったんだって。」
ローガン「へぇ~。ここは結構都会だな。」
ジャマール「そうかな?ブリッジポートよりは全然田舎だよ。」
ローガン「俺の目指してる大学がブリッジポートだよ。」
ララ「あ、ローガンくんも?私もそうよ。」
ラトーシャ「てことはローガン頭いいんだね。」
ローガン「そんなことねぇよ。」
みんながローガンに質問攻めしていると、ジーンが食堂に入ってきた。
ジーン「おっ。アイビーこんなとこにいたんだ?」
アイビー「ジーン。はじめて学校で会ったね。」
ジーン「お前のこと探してたからなw」
アイビー「そうなの?」
ジーン「あぁ。食べ終わったのか?ちょっといいか?」
ラトーシャ「またデートの誘い?」
ジーン「まぁそんなとこw 1年は仲良くていいな。みんな同じクラス?」
ラトーシャ「違うよ~。」
ジーン「そうなんだ?」
アイビー「ちょっと待ってね。これ片付けてくる。」
ジーン「あぁ。」
アイビー「ララ、ラト、私先出るね~。」
ラトーシャ「は~い。」
ララ「いってらっしゃい・・・。」
二人が食堂を出て行く。
ジャマール「あの人って、3年生だよね?」
ラトーシャ「そうだよ。ちょっと前に来た転校生。」
ジャマール「なんでアイビーと??デートってなに??」
ラトーシャ「あ~うるさいうるさい。」
ジャマール「彼氏じゃないよね??ディーン知ってた?」
ディーン「あ~いや。あんまり知らない。」
ジャマール「ラトなんで僕に教えてくれないんだよ~。」
ラトーシャ「なんであんたに教えなきゃいけないのよっ。」
ジャマール「ラトのばか~。」
ラトーシャ「あんたのほうがばかでしょーがっ。」
ディーン「はははっw」
ララはぼーっとテーブルをみつめていた。
それに気づいたラトーシャ。
ラトーシャ「 (ララ・・・・。) 」
ローガン「 (ふぅ~ん。女ってわかりやすいな。) 」