スポンサーサイト
- Day:--.--.-- --:--
- Cat:スポンサー広告
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Blue Sky ~sims3 story~ へようこそ。
休日、ララはラトーシャの家に遊びに来ていた。
ララ「この間のキャンプのときにね。」
ラトーシャ「うん。」
ララ「ローガンに・・・・キスされちゃったの。」
ラトーシャ「え?なんでローガン?」
ララ「ローガン、なにかといちいち私に突っかかってくるのよね。最初はむかつくやつだと思ってたけど、もしかして私のこと好きなのかしら?」
ラトーシャ「・・・なんでそういう流れになったの?(結局自慢?) 」
ララ「それは・・・・アイビーたちのキスしてるところをみちゃって・・・・。」
ラトーシャ「?」
ララ「ローガンが怒り出して・・・。」
ラトーシャ「怒ってるのにキス?意味わかんないんだけど・・・。」
ララ「・・・・。」
ラトーシャ「ララ、あんたジーン先輩のこと好きなんじゃないの?」
ララ「え・・・・?」
ラトーシャ「ローガンはそれを知ってて怒ったんじゃないの?」
ララ「・・・・・。」
ラトーシャ「ララ、あたしからも言うけど・・・アイビーはあたしたちの親友だよね?」
ララ「・・・・当たり前じゃない。」
ラトーシャ「そのアイビーの彼氏をとるようなことだけは、してほしくないよ。」
ララ「わかってるわよ。」
ラトーシャ「わかってればいいけど・・・・。」
ララ「私だって別にアイビーから奪おうなんて考えてないわよ。」
ラトーシャ「そうかもしれないけどさ・・・。結構長い間ララも好きみたいだったから・・・。」
ララ「私はとっくに振られたわよ!」
ラトーシャ「え・・・・?」
ララ「だけどそんな簡単に忘れられるわけないでしょ!私だって始めて人を好きになったんだから!」
ラトーシャ「・・・・。」
ララ「なによ!ラトだってずっと告白もできないくせに。私に指図しないで!」
ララ「帰る!」
ラトーシャ「・・・・。」
ララが立ち上がり部屋を出て行く。
ラトーシャ「・・・・なんなの?むかつく・・・・。」
翌日。
休み時間になるとおしゃべりに夢中なララとラトーシャが全く口をきこうとしない。
さすがのアイビーも異変に気づき、本を読むのをやめた。
アイビー「ねぇ。」
アイビー「二人ともなんか今日変だよ?」
ラトーシャ「別に普通だよ。」
アイビー「喧嘩でもしたの?」
ラトーシャ「してない。」
アイビー「ホントに?」
ラトーシャ「ホントに。」
アイビー「ララ・・・ホント?」
ララ「えぇ。別になんでもないわよ。」
アイビー「・・・・・。」
放課後、アイビーはララを食堂に誘った。
アイビー「昨日ラトとなにかあったの?」
ララ「べつになにもないわ。」
アイビー「絶対うそ。今日二人がしゃべってるの一回もみてないよ。」
ララ「・・・・。」
ララ「ホントは喧嘩しちゃったのよ・・・。」
アイビー「やっぱり・・・・。」
ララ「心配かけてごめんね。」
アイビー「ラトにきついこと言われたの?」
ララ「ううん・・・・。悪いのは私なの。」
アイビー「私は早く二人に元通りになってほしい。」
ララ「そうよね・・・。」
アイビー「でもきっと、喧嘩の内容も二人の問題だと思うから、私はこれ以上なにも言わないでおくね。」
ララ「・・・・ありがとう。」
ララ「これからラトの家に行って謝ってくるわ。」
アイビー「ホント?よかった。」
ラトーシャの家にたどり着いたララ。
玄関のチャイムを鳴らすとドアが開いて母親のイブが出てきた。
ララ「こんにちはおばさま。」
イブ「あら、ララちゃんじゃない。ラトに用?」
ララ「はい。ラトいますか?」
イブ「いるわよ。ラト~!ララちゃんよ!」
イブが二階に向かってよびかけるとラトーシャが降りてきた。
ラトーシャ「なに?」
ララ「ラト・・・・・昨日はごめんなさい。」
ララ「私、よけいなこと言っちゃったわね。ラトが告白するかしないかなんて、私には口出しするようなことじゃないのに。」
ラトーシャ「・・・・。」
ララ「ごめんね。」
ラトーシャ「私も・・・・言い過ぎた。ごめん。」
ラトーシャ「あんたがジーン先輩のこと好きなのはずっと前から気になってたんだ。でもララはなにも言わないから黙ってた。」
ララ「そうだったんだ・・・?」
ラトーシャ「振られたって・・・ホント?」
ララ「えぇ・・・・。アイビーが大事だからって。でも私別にアイビーから奪おうなんて考えて告白したわけじゃないのよ?」
ラトーシャ「うん。わかってる。」
ララ「でも、やっぱりまだなかなか忘れられない。難しいわよね・・・・。」
ラトーシャ「そうだよね。」
ララ「でも私、これ以上ジーンさんをなんとかしようなんて思ってないわ。アイビーのことも、幸せになってほしいと思ってるし。」
ラトーシャ「うん。ララ・・・・つらかったね。」
ララ「・・・・うん。」
ラトーシャがララを抱きしめる。
ラトーシャ「誰にも言えなくて苦しんだでしょう?ごめんね。」
ララ「ううん。もう大丈夫。ありがとうラト。」
ラトーシャ「ララ、大好きだよ。」
ララ「私も大好きよ。」
翌日、ラトーシャはローガンの家を訪ねた。
玄関の前にやってくるとちょうどドアが開く。
リア「じゃあまたねローガン。」
ローガン「あぁ。またな。」
リア「!」
リア「あなたもローガンのSF?ローガン同じ学校には作らないって言ってたのに。」
ラトーシャ「は?」
リア「ふぅ~ん。」
リアがラトーシャの体をなめるように眺める。
リア「ふふっ。(リアのほうが断然かわいいわ。ローガン妥協しちゃったのかしら。) 」
ラトーシャ「 (なにこいつ・・・。) 」
リア「今日はもう使用済みよ。それでもよければどうぞ~。じゃあね♪」
ラトーシャ「・・・・。」
ローガン「よぉ。珍しいな。」
ラトーシャ「あんたに用があって。」
ローガン「なんだ?」
ラトーシャ「ちょっと。」
ローガン「上がれよ。」
ローガンの部屋に通された。
ラトーシャ「あんたんち、結構お金持ちなんだね。」
ローガン「そうでもねぇよ。部長だとこれくらいだろ?」
ラトーシャ「へぇ~・・・。」
ローガン「んで?話ってなに?」
ラトーシャ「単刀直入に聞くけど、ララのことどう思ってんの?」
ローガン「ずいぶん単刀直入だな。」
ラトーシャ「キスしたって聞いたよ。」
ローガン「それがなに?」
ラトーシャ「ララのこと好きなの?」
ローガン「まさか。」
ラトーシャ「じゃあからかっただけ?」
ローガン「そうだな。」
ラトーシャ「じゃあアイビーのことが好きなの?」
ローガン「は?なんでそうなるんだ?」
ラトーシャ「どっちが好きなの?」
ローガン「どっちも好きじゃねぇよ。」
ラトーシャ「・・・・?」
ローガン「女ってすぐ恋愛に結びつけたがるよな。」
ラトーシャ「・・・・。」
ローガン「ばかばかしい。好きじゃなくても誰でもキスはできるって証明しただけだよ。」
ラトーシャ「なにそれ・・・・。」
ローガン「俺ああいうのダメなんだ。恋してる自分に酔っちゃってさ。」
ラトーシャ「・・・・。」
ローガン「恋なんて結局自分の思い込みだろ。妄想激しすぎんだよ。」
ラトーシャ「だいたいわかった。」
ラトーシャ「興味ないならあたしの親友にこれ以上手出さないでね。じゃ。」
ローガン「ちょっと待てよ。」
ドアの前にローガンが立ちふさがる。
ローガン「もう帰るの?」
ラトーシャ「そこどいて。」
ローガン「別にお前でもいいぜ?」
ラトーシャ「は?」
ローガン「ヴァージン捨てたいならいつでも相手するよ?」
ラトーシャ「あたしに指一本触れたらタマ蹴りつぶすわよ。」
ローガン「ぷっ。勇ましいな。」
ラトーシャ「うち兄貴が3人もいるから。護身術はしっかり身につけてるんだからね。」
ローガン「おーこわw」
ローガンがドアから手を離す。
ラトーシャ「あんた・・・・目の奥が寂しそうだよ。」
ローガン「は?」
ラトーシャ「好きな人、できるといいね。」
ローガン「なに言ってんだ?」
ラトーシャ「お邪魔しました。また学校でね。」
ラトーシャが部屋を出て行く。
ローガン「寂しいのはお前らだろ・・・。」