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Blue Sky ~sims3 story~ へようこそ。
Kの唇がゆっくり近づく。
K「・・・・・・・・・。」
急にKが体を起こした。
クレア「・・・・・・。」
K「泣いて震えてる女なんか抱けるかよ。」
クレア「ごめんなさい・・・・。」
泣き崩れるクレア。
K「なんでお前が謝んだよ。」
クレア「Jが好き・・・・・。忘れるなんて・・・・・無理だよ。」
K「あいつのどこがそんなにいいわけ?」
クレア「・・・・・全部。」
K「・・・・・・・・・。」
K「も~・・・・・・いつまでも泣くなよ。俺は女の涙に弱いんだよ・・・・。」
クレア「ごめ・・・・・うぅっ。」
K「ったく。ほら、こっちおいで。」
Kがクレアの肩を抱き寄せた。
そのやさしさによけい涙が止まらない。
泣き止まないクレアの肩をそっと撫でるK。
K「 (あ~あ。) 」
マリアとJとヴィクトリアの3人は夕食後にリビングでくつろいでいた。
J「クレアは?」
ヴィクトリア「夕方どっか出かけて行ったみたいなんだけど・・・・そういえば遅いね。」
マリア「友達と一緒なのかしら。メールは入ってないの?」
ヴィクトリア「来てないみたい。」
J「電話してみろよ。」
ヴィクトリア「うん。」
クレアの携帯に電話するヴィクトリア。
ヴィクトリア「あ、もしもしクレア?」
ヴィクトリア「・・・・・あれ??私番号間違えちゃったのかな?・・・・・・そうですよね。番号知らないかw」
ヴィクトリアの様子に気づくJ。
ヴィクトリア「でもなんで・・・・・・・・はい。・・・・・・・・そうなんですか。・・・・・・・・わかりました。よろしくお願いします。」
ヴィクトリアが電話を切って席に戻った。
J「なんだって?」
ヴィクトリア「う~ん。それがね、Kさんが出たの。」
J「え?クレアの携帯に?」
ヴィクトリア「うん。クレア、疲れて寝ちゃってるから今日は一晩Kさんとこに泊めるって。」
J「・・・・・・・。」
ヴィクトリア「Jくんのお兄さんだし、大丈夫だよね。」
J「 (全然大丈夫じゃねえよ。) 」
J「 (ったく兄貴のやつ。なに考えてんだよ。) 」
JがKの携帯に電話をかける。
K『はい。』
J「兄貴か。クレアそっちにいるんだろ?迎えに行くよ。この前のホテルだろ?」
K『行ってもいいけどあそこじゃねーぞ。』
J「え?」
K『長くなりそうだから部屋借りたんだ。昨日からそこに住んでる。』
J「場所は?」
K『クレアなら心配ないよ。横で寝てるから。』
J「・・・・・・クレアに変なことしてないだろうな?」
K『お前、マリアと付き合ってるんだって?』
J「え・・・・? 」
K『マリアによろしくな。クレアのことは俺にまかせとけ。じゃあな。』
J「あに・・・・。」
一方的に携帯が切れる。
J「 (なんで兄貴が知ってんだ・・・・・。クレアか・・・・?) 」
翌日、クレアがアパートに戻ったのは日が暮れた後だった。
Jがテラスにいた。
家に入ろうとするクレアの前にJが立ちはだかる。
J「おかえり。」
クレア「ただいま・・・・。」
J「ゆうべは兄貴のとこにいたのか?」
クレア「・・・・・そうだよ。」
J「兄貴とは付き合ってるのか?」
クレア「・・・・・・付き合ってないけど。」
J「変なことされなかったか?」
クレア「変なことってなに?」
J「体を触ったりとか。」
クレア「なにそれ。」
J「兄貴だけはやめとけ。」
クレア「なんで?」
J「兄貴は昔から女あさりがひどかったんだ。お前も遊ばれるぞ。」
クレア「Jはマリアさんと付き合ってるんでしょ?」
J「それがいまどういう関係があるんだ?」
クレア「ちゃんと答えて。」
J「付き合ってるよ。」
クレア「・・・・じゃあ私が誰となにしようとJには関係ないよ。」
J「はぁ?」
クレア「私がKと付き合おうがJには関係ない。口出ししないで。」
そう言い放ってクレアは2階へ行ってしまった。
その後姿を見つめるJ。
J「 (なんなんだよあいつ。人が心配してんのに・・・。) 」