傷心


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マリアはKを探していた。

1階でKをみつけてかけよる。



マリア「Kちゃん・・・・。」


K「どうした?泣きそうな顔して・・・。」











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マリア「お願いKちゃん。いますぐ私をここから連れ出して。」











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K「・・・・・・・・・わかった。どこでもいいのか?」


マリア「ええ。・・・・・・・・今はここにいたくないの。」


K「お前の車借りるぞ。」












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二人はバーへやってきた。



K「Jと別れた?」


マリア「ええ・・・・・。私から、振ったの。」










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マリア「でもきっとJは優しいから・・・・・・・私から振らせるために待ってたのかもしれないわね・・・・・・。」


K「あいつがそこまで考えるかな。」


マリア「これでよかったのよね。二人のために・・・・・。」


K「そうだな。・・・・・・よくやったよマリア。」


マリア「うん・・・・・・・・。」










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数時間後、すでにマリアはベロベロに酔っ払っていた。



K「おいもうやめとけって。帰るぞ。」


マリア「いやよ。まだ遊んでいく!」


K「もう店も閉店だって。」


マリア「やだやだ・・・・。帰りたくない・・・・・。」


K「ったく・・・・・・しょうがねえなぁ。」











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Kは自宅へマリアを連れ帰った。

Kも飲んでいたので、マリアの車はバーの駐車場に置いてきた。



K「大丈夫か?」


マリア「Kちゃんここ・・・・・どこぉ?」


K「俺が借りてる家だよ。」


マリア「そうなんだぁ?・・・・・ふふっ。」











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二階の寝室にマリアを寝かせるK。

薄暗い空。

もうすぐ朝がくる。



K「ほら、頭おろすからゆっくり・・・。」


マリア「うん・・・・・。」










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マリア「ねぇKちゃん・・・・・・・。私って女としての魅力ないのかなぁ・・・・?」


K「なに言ってんだよ。お前みたいな美人、ほっとくやついねーよ。Jがバカなんだよ。」


マリア「ホントに・・・・?」











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K「当たり前だろ。お前は美人で頭もいい。男なら誰だってものにしたいと思うさ。」


マリア「Kちゃんも・・・・・・そう思う?」


K「あぁ。」











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マリアの瞳に涙が浮かぶ。

見つめ合う二人。



マリア「Kちゃん・・・・・。」











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Kがゆっくりと唇を重ねる。












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マリアもそれに答えるかのように、Kの背中に腕を回した。

吐息が激しくなっていく。











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汗ばんだ肌がこすれあう。



K「マリア・・・・・・。」












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先に起きたのはマリアのほうだった。

Kを起こさないようにそっとベッドから抜け出す。












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Kを見つめるマリア。

Kは熟睡している。











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マリア「 (私・・・・・・・・Kちゃんと・・・・・・・・・。Jと別れたばっかりなのに・・・・・・・・・。) 」