別れ


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翌日、Jとマリアはデートをしていた。

ゆうべKは泊まっていったので、まだアパートにいた。












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マリア「それでね、おかしいのよ。メアリーちゃんったらね。」











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マリア「・・・・J?聞いてる?」


J「・・・・・・・・・。」


マリア「J?」












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J「あぁ、ごめん。なんだっけ?」


マリア「J・・・・・なんか心ここにあらずって感じね・・・。」


J「ごめん。ちょっと気になることがあって。」


マリア「平気?」


J「あぁ。・・・・今日さ、映画やめて家でDVD観ないか?」


マリア「いいけど・・・。」










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アパートに帰り、DVDで映画を観るJとマリア。












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クレアとKがホットバスに入っている。

Jは画面よりそちらばかり気にしているようだ。












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マリア「J、映画つまらない?」


J「え?そんなことないよ。」











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マリア「さっきから全然観てないじゃない・・・・。」


J「・・・・・・・。」


マリア「あの二人のことが気になるんでしょう?」


J「そんなこと・・・。」


マリア「J、気づいてる?自分が誰を見てるか。」












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マリア「J・・・・・話があるの。」


J「・・・・・・。」













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二人はマリアの部屋へ移動した。



マリア「わかってるのよ、J。あなたが誰を好きか。」


J「え・・・・・?」












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マリア「あなたは私のことを愛してない。・・・・・・・・・悲しいけど私、気づいてしまったの。」


J「マリア・・・・。」


マリア「でもあなたは私を愛そうと努力してくれた。それがすごく嬉しかったの。」


J「・・・・・・ごめん。」


マリア「たったの3ヶ月だったけど、私にはとても幸せな日々だった。ありがとう、J」


J「・・・・・・・。」


マリア「でも、あなたの口からはっきり聞きたいの。じゃないと私、きっと諦めきれないから。」











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マリア「クレアちゃんのこと、好きなんでしょう?」


J「・・・・・・・。」


マリア「本当のことを言って。そしたら私、あなたを諦められる。私のために・・・・・・言って。」












J「・・・・・・・・クレアが好きだ。」











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マリアがJに抱きついた。



マリア「ありがとう、J。」


J「ごめんマリア。」


マリア「ううん。私は精一杯あなたを愛した。私はそれで満足だわ。」


J「ごめん。」


マリア「もう謝らないで。J・・・・・・・最後にもう一度、キスしてくれる?」


J「・・・・・・あぁ。」












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Jのやさしいキス。

マリアの瞳から涙がこぼれた。












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自分の部屋へ戻ったJ。












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J「 (サイテーだな俺。・・・・女一人幸せにできねーなんて。) 」



Jは罪悪感に苛まれていた。