スポンサーサイト
- Day:--.--.-- --:--
- Cat:スポンサー広告
新しい記事を書く事で広告が消せます。
Blue Sky ~sims3 story~ へようこそ。
マリアはKを誘い、サンセットバーを訪れた。
K「マリアから誘うなんて珍しいな。」
マリア「うふふ。ここ、イブちゃんが働いてるバーなのよ。」
K「そうなのか。」
マリア「イブちゃん!」
イブ「あ、マリアじゃん。」
イブ「あれ?Jさんかと思ったらKさんじゃない。」
K「よぉ。」
イブ「珍しい組み合わせだね。」
K「そうでもないぞ。一応俺もマリアの幼馴染だし。」
イブ「あ、そっか。」
オーナー「あなた、今日はまた別の男連れてきたの?」
マリア「オーナーさん、この人この前一緒だったJのお兄さんのKちゃんです。」
K「どうも。」
オーナー「へぇ~。兄弟だけあって似てるわね。でも性格が全然違うみたいね。」
マリア「はじめてなのにどうして性格とかわかるんですか?」
オーナー「私には人に見えないものが見えるのよ。」
マリア「へぇ~!すごいですね。」
オーナー「ふぅ~ん・・・・・・あなたもなかなかいい男ね。危ない男みたいだけど。」
K「あはは・・・。(おねぇかよ・・・・。この店もうこねぇぞ・・・。) 」
マリアたちは上の階へあがっていった。
オーナー「あの子、近いうちに別れるわよ。」
イブ「え?なに言ってんすか?マリアの彼氏はいまの人じゃなくて・・・。」
オーナー「わかってるわよ。この前連れてきた子が彼氏でしょ。」
イブ「それにあの二人つきあってまだ1ヶ月ですよ?ラブラブみたいだし。」
オーナー「1ヶ月なんて関係ないわよ。あの二人に別れは見えてるの。あの子の相手は彼じゃないのよ。」
イブ「まさか・・・・・。」
オーナー「見てらっしゃい。(イケメン二人とデートなんて生意気なのよ・・・・・。)」
イブ「 (でもオーナーが言うこと、今まで外れたことないんだよね・・・・。マリア・・・・。) 」
K「なかなかいい場所にあるな、この店。」
マリア「とっても素敵でしょ?VIPルームがあるんだけどそっちはすっごくロマンチックなのよ。」
K「へぇ~。・・・・・・それで、今日はどうしたんだ?」
マリア「Kちゃんにうれしい報告があるの。」
K「報告?」
マリア「私たちね、ようやく結ばれたの。」
K「結ばれたって・・・・・・やったってことか?」
マリア「もう・・・・。」
マリアが照れている。
K「そっか。よかったな。」
マリア「うん。」
マリア「Kちゃんが後押ししてくれなかったら、きっと今も片思いだったわ。これもKちゃんのおかげよ。」
K「俺はなにもしてねぇよ。お前ががんばった成果だろ。」
マリア「うふふ。・・・・・私ね、嬉しくて。」
K「そっか。じゃあお祝いに今日は俺がおごってやるよ。」
マリア「いいの?嬉しい。」
K「 (クレア・・・・・・・・あいつが気づかないわけねえよな。) 」
学校が終わったクレア。
携帯にメールがきている。
クレア「 (Kからだ。終わったら連絡しろ・・・・?なんだろ。) 」
すぐにKの携帯に電話をかける。
クレア「もしもし?どうしたの?・・・・・・・・・いいよ。じゃあ今から行くね。」
ビーチに呼び出されたクレア。
到着するとすぐにKの後姿を見つける。
クレア「K~。」
K「よぉ。早かったな。」
クレア「今日も撮影?」
K「いや。今日は撮らねえよ。たまには息抜きもいいと思ってな。」
ベンチに腰掛けて海を眺める二人。
K「寒くないか?」
クレア「うん。大丈夫。・・・・・・・ありがとう。連れ出してくれて。」
K「やっぱり知ってるんだな?」
クレア「・・・・・・Jたちのこと?」
K「あぁ。今日お前の顔見てすぐ気づいたよ。」
クレア「・・・・・・・・Jに無理やり聞き出したんだ。」
K「そっか。」
クレア「もう諦めろって・・・・・・・・・。」
K「諦められそうか?」
クレア「・・・・・・・・・わかんない。」
K「・・・・・・・・・人の気持ちってそんな簡単じゃねえよな。」
クレア「うん・・・・。」
K「叫ぶか?」
クレア「え?」
K「海に向かってばかやろーーってさ。」
クレア「ぷっ。なにそれw」
K「昔の青春ドラマでよくあるやつだよ。」
クレア「知らないよwww」
K「そっか・・・。」
クレア「ありがとう、K。」
K「お前・・・・・泣いていいんだぞ?」
クレア「・・・・・・・。」
K「我慢すんなよ。俺の前ではそのままのお前でいいんだから。」
クレア「・・・・・うん。」
クレアがうつむく。
Kはクレアを抱き寄せた。
クレア「うぅ・・・・・・・・・。」
Kは声を殺して泣くクレアを優しく抱きしめていた。